いにしえのタロット・デ・マルセイユ/ Ancient Tarot de Marseille

いにしえのタロット・デ・マルセイユ/ Ancient Tarot de Marseille

Ancient:古代の、古い 等の意の形容詞がついている「マルセイユ版」。

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1760年代のニコラス・コンバーのマルセイユ版の改訂版として、フランス、グリモー社から初版1930年に日の目を見た、当時のタロットの決定版。以来、マルセイユ版と言えばグリモー社のこのデッキという風潮で長年人気を集めていましたが、やはり「改訂版」ということで、伝統的なイメージを勝手に修正してしまった所がある故に叩かれることも多々。カモワン版の創作者やノブレ・ドダル版のメイカーから相当な批判を受ける中、現在でも欧米のマルセイユ版投票において3本の指に入るような結果を出しているのは、これの理由はいかに?


推察するに、色使い、配色・・・ここがコンバー版と顕著に異なっているがために、グリモー版のほうがいい!というファンが多いのでは。

左)コンバー版       右)グリモー版

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スキャンした時の状況が異なり色味がだいぶ違って見えますが、どちらもグリモー版です。。

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青系を中心色にした配色が特徴。

筆者は個人的にこの青系の配色が気持ち的に落ち着きます。

が、「それフツーです」と、先日カラーコーディネーター1級の某生徒さんから教えて頂きましてね、至極うれしかった勢いでこのデッキを取り上げるに至っております。


改訂に罪があるならウェイト版はどうなっちゃうの?ですよね。


B. P. ポール ・ グリモー/Baptiste-Paul Grimaud (1817-1899) によって、マルセイユ版が廃れることなく、後世に伝えられたことは事実であって、欧米のタロット愛好家は、そういう事実を見失うことなく、このデッキ&メイカーを讃えている模様。


The Pictorial Key to the Tarot」のウェイトの文書も賛否があるが、非常に美しい抒情的な文面にでくわすことがあって、機会があると講座のテキストなどにも挿入させてもらっているのですが、マルセイユ版に関する記述では下記があります。


「女教皇」は、月(の乳母)に育てられた星の娘です。

マルセイユ・タロットの「女教皇」は、手にした書物を開いており、そこには十七行に渡る文書が書き記されており、その数が第十七のアルカナ「星」に通じてゆくのです。

 17onbook.jpg   grimmarseille17.jpg→グリモー版

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この書物上の17行が鮮明なのは意外にもバーデル版。

こちらでお求め頂けます。



愛すべきグリモー版よ永遠に!











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